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リフレクト・ワールド(The Reflected World)

第二部 第五章 箔座の研究室にて

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「別に珍しいことではありませんよ。全く面識のない二人が似通った夢を見たからと言って、それは多々あることです」
 新宿での騒乱があった、だがまだその災禍に巻き込まれる前の、その日の昼頃。治美は自身が卒業した大学に足を伸ばしていた。心理学教授の箔座松太郎に会うためである。そこで治美は、たまたまそこにいた丸山七海と出会った。聞けば、七海も似たような夢を見ていたと言う。それも最後には、真っ黒な、物を話す「靄」に全身を包まれると言うものだった。
 そして、共通点は他にもあることに二人は気付き、お互いに顔を見詰めあったのだった。全てが終わってしまえばいい。自分ではない、何者かの力によってそれはなされる。そして、それは人にとっての「救済」「救い」である。二人が夢の中で出会った者達はそう言っているのだ。
「でも先生、こんな『非一般的』な……もっと言えば物騒な、こんな物言いまでもが共通しているって、妙に思いません?」
 七海が身を乗り出して言った。治美からすれば、七海は何かしら好奇心で以って瞳を輝かせているかに映っていた。
 箔座は腕を組み、ふうと息を吐いて話し始めた。
「それはきっと、あの時の涅槃が云々っていう話が、君の脳裏の何処かに引っ掛かっていたのかもしれない。違うとは言い切れないでしょう?」
「まあ、確かにそうかもしれないですけど……」
「そして、君は新しいアルバイトを始めるとか言っていたじゃないですか。家庭教師でしたっけ? 慣れないアルバイトのせいで得た心労もあったかもしれない」
「それはないです。だってその子とは、別に初めて会うわけじゃなかったですし……」
 七海は口を尖らせた。
「心労……とはちょっと違いますけど」
 箔座は机の上に置かれていた水筒を手に取ると、そこからカップに熱いコーヒーを注いだ。
「やっぱり、時間が経つとコーヒーの味も落ちるものですね」
「先生」
 七海が箔座を睨み付けた。
「心労とは違っていても、それらしきものがあったわけでしょう?」
 箔座は七海にそう言うと、次に治美を見た。
「戸田君も、えっと、君の仕事は何だったかな? 児童福祉司でしたっけ? それだってかなりのストレスが溜まったりするでしょう? 何もかも放り出したくなることだって、正直言って、全くないと言い切れますか?」
 治美は即座に返答することを控えた。確かに全てを放り出したくなったことが全くないわけではない。だが、それよりも目の前に抱えている案件を、如何にすれば無事に収めることが出来るのか、そのことが気になっているほうが多かった。案件を無事に収めるということは、即ち自身が関わった子供達の一日も早い無事の保証と、或いはその子供の「救出」を意味する。そもそも、様々な制約で動きが上手く取れないことも多いのだ。併せて世間からの誤解の目もある。なかなか心休まる時がないのも事実なのだ。
「今は……ええ、そうかもしれないですね。色々と、わけの分からないことが起こっちゃっていて……」
 治美は答えた。
「私もそう」
 治美の言葉を追い掛けるようにして、七海も一言漏らした。
「ほう?」
 箔座が相槌を打つ。
「その、私がバイトで面倒を見る筈だった男の子が……その……いなくなっちゃったんです」
「いなくなった? つまりは、家出か何か?」
「あんな小さい子が家出なんて! 確かに父子家庭ではあったけど、仲のいい親子なんです。そんな……けいちゃんが家出なんて」
 治美はふと訊き返した。
「けいちゃん?」
 七海は治美に視線を返すと、こくりと頷いた。
「ええ。啓吾って名前の男の子なんです」
 治美はぎょっとする感覚を覚えた。
「まさか……須藤……啓吾君?」
 七海は驚愕の表情を見せた。恐らくはここ近年の中で最も驚いた表情であったろう。
「え? 何でけいちゃんのことをご存知なんですか?」
 七海は身を乗り出して、治美に詰め寄った。
「あ、あの……実はお父さんに会ったことがあるの」
「何処で?」
「新宿の……警察」
 七海はぽかんと口を開けたまま、治美の顔を凝視していた。
「何だか込み入った話になってきたようですね」
 箔座が二人の間に分け入ることを、とても恐縮がるような口調で言った。  
「おじさまに……いえ、けいちゃんのお父さんに会ったって……じゃあ、ひょっとして、お父さんが何処に行ったのか、ご存知なんですか?」
「え?」
「お父さん、けいちゃんを捜しに行くって言って、まだ日もそんなに経ってはいないですけど、姿をくらましちゃったんです」
 治美は先日、PCの動画サイトで見た、須藤修らしき男と、自分が信濃町で出会った金色の甲冑姿の人物とが、巨大な鳥に跨って夜空へと飛び立っていくと言う、実に信じ難い動画を思い出していた。
「息子さんを捜しに……じゃあ、須藤さんはやっぱり……」
「え? え? 何が『やっぱり』なんです?」
 七海はますます治美へと詰め寄っていく。
「えっと、丸山さん、だったわよね。一つ訊いていい?」
「何です?」
「貴女、その……啓吾君と一緒にいる時、何か変なものを見なかったかしら?」
 治美は心を落ち着かせるように、ゆっくりと一言一言を噛み締めるように言った。
「変なもの、ですか? いえ、別に何も」
 その七海の回答は予期していた通りのものだった。治美自身、何を訊いているのだろうと自問しながらの質問であった。
「何です、先生?」
 七海はふと、箔座の視線に気が付いた。何やら妙なものでも見詰めるかのような視線を送ってきている。元々が物静かな風貌であるくせに、好奇心は人一倍濃いのが箔座と言う男であった。
「いえ、そうですね……」
 箔座は顎に手を当てて、七海をじっと見詰めていた。
「宜しければ、覗いてみましょうか?」
 七海はしかめた表情を見せた。
「何? いやらしい!」
「おいおい! 何か妙な想像をしているようですが、止めて欲しいものですね。私はただ、君達が共通して見たという夢の靄について、ちょっと潜在意識を覗いてみましょうか、と言っただけです。全く何を想像したのやら……」
 治美も七海同様に怪訝な表情をして見せた。
「先生、それってどういうことです?」
 箔座は呼吸を落ち着けて言った。
「催眠法ですよ」

   ※ ※ ※ ※ ※

 催眠法(催眠術)と言うと、恐らく多くの者が怪訝な顔をするのではないかと思われる。「あんなものは信じない」という意見もあるだろう。それは、そうしたものがテレビなどの番組で見せられる、エンターテイメントの一環、見世物、ショーとしての催眠「術」(舞台催眠)のせいと言っても過言ではない。
 あまり一般的ではないとしても、催眠という現象自体は存在はしている。例えて言うと、電車の中でのうたた寝状態、または音楽や薬物等を通じて起こるトランス状態がそれに当てはまる。意識が低下し、外部からの刺激や他の様々な概念が意識の外へと弾かれてしまい、何かしら一つのみの概念だけに意識を支配されている状態である。だが、そうかと言って、では催眠状態に陥っていれば眠いのか、意識や記憶が朦朧としているのか、必ずトランス状態と表現出来るような、精神高揚の状態にあるのかと言うと、そうでもないと言う。それは催眠法を受ける被験者によってであり、恐らくは、例えば「催眠を受けると眠くなる」という「自己暗示」があっての結果であると言う意見もある。そもそも、例えば「トランス」という言葉そのものが、催眠というものを理解するためには邪魔になっているとも述べられている(セオドア・ゼノフォン・バーバーによる)。
 自己暗示。この暗示に掛かりやすいのも、催眠状態に陥っている時であるとも言われている。自己暗示とは、例えばたまたま学校の授業において、テストで悪い点数を取った、そのためにその科目に嫌気がさした、次いでたまたま悪い点を再び取った、自分は「この科目が嫌いだ」というイメージを無意識のうちに刷り込んでしまう……こんな具合で自己暗示が掛かってしまうことも多い。そのため、頑張ってはみても、それは理性が打ち勝っている顕在意識での行動であり、その奥底にある潜在意識に刷り込まれた「苦手」と言うイメージが、努力の邪魔をする具合になってしまう。催眠とは暗示の掛かり易い潜在意識レベルにまで、人の意識を導くことであり、そこからもこの自己暗示に掛かった状態を、自己催眠に掛かった状態とも表現出来よう。ただ、実は「催眠状態に入っている」というような、断言出来るほどの特別な状態が明確に存在しているわけでもない。個人差があり、その部分は曖昧なところがあるとも思われる。
 自己暗示について、一般的なところで言えば、トランスパーソナル心理学という、新たな心理学の分野がある。米国で提唱されたものだが、これはひたすらプラスのイメージ、プラスの自己暗示を掛けていけば、人の行動範囲は飛躍的に広がり、考え方も建設的なものに変えることが出来る、と言うものだ。これが代表されているものが、例えばビジネス書の中に見られる自己啓発であろう。中には闇雲にそのようなイメージを抱けと説くものもあるが、本来は理論と検証に基づいて引き出された、心理的トレーニング法でもある。
 催眠療法(ヒプノセラピー)と言うものがあるが、これは米国では医療機関でも取り入れられているものの、日本ではかなり制限された状況下にて認可されている状態である。勿論、いくら米国では行われているとは言っても、先ずは薬物療法などの他の治療法から徹底的にアプローチし、それでもなお効果が得られない場合、適用していいのか悪いのかという判断の元、訓練を受けた専門家によってなされるべきであるとされている。そして、催眠療法の博士号も米国には存在している。日本では医師免許取得のために、催眠療法の理論と技術習得は義務化されていない。日本催眠医学心理学会という組織が認定している「催眠技能士」という資格があるのみである。
 様々なクリニックが催眠療法を行っているのだが、中にはこんな犯罪も報告されている。
 二〇〇六年東京、東大和市で一夫多妻制を採っていたというS容疑者が、女性監禁の容疑で逮捕された。二十代女性に同居生活を強要していたと言う。実はこの事件、刑法の適用が難しいと言うことでも話題になったものである。同居していた被害者の自由意志がどこまで阻害されたかが分かり辛いと言うのだ。監禁されていた女性は、S容疑者のことをさして悪くも言わず、逆に弁護した者もいるらしい。
 この事件に関し、或る脳機能学者が『催眠術の危険性』について話している。「自分の催眠術には自信がある」と断言していたS容疑者は、催眠術についての本を貪り読んで、犯行に利用したとのことだ。
 彼の用いた催眠技法は二種類。その一つは「光点凝視法」と言うものであった。真っ暗なところで一点の光だけをじっと見詰めさせて暗示を掛けると言ったもの。これは催眠状態に深く入りすぎるので、S容疑者の行為は「術者がコントロール出来ないような催眠術は掛けない」という鉄則を破ったものだと言う。
 もう一つは「驚愕法」。恐怖を感じさせるような言葉(S容疑者は、『別れた男の生霊が憑いている』、『家に帰ると家族に不幸が降り掛かる』、『ここに残れば家族は大丈夫だ』と被害者女性に言い続けていた)で揺さ振りをかけ、相手に強い恐怖を与えて一瞬催眠状態に陥れると言うもの。これは「権威催眠」と呼ばれる部類に入るものである。
 催眠者(術者)と被催眠者との間に非常に重要とされるものに、「ラポール(信頼感、信頼関係を指すフランス語で、“rapport”という語の複数形に『人間関係』と言う意味合いがある)」なる言葉がある。この信頼、そして興味、更に安心、これら三拍子が揃えば催眠状態になると言われている。
 しかし、これを繰り返すとマインドコントロールになると言う。即ち洗脳である。
 件の学者の警告する点はこのようなことだ。
 当時、或るテレビのワイドショーのコメンテーターは、「催眠術は心の弱い人や、救いを求める人が掛かるものなのだ。催眠術は本当は怖いものだ」と話している。こうして、催眠術はいかがわしいものだというレッテルを更に強化されたわけである。
 催眠療法については、公的な認知度が限りなく少ない。そんな中、テレビ番組で催眠術を扱い、芸能人に「これは美味しいリンゴですよ」と暗示をかけ(実際、それが暗示なのか単に騙しているのか、芸能人本人の演技なのかは不明ではある)、生のジャガイモをかじらせるようなことをしている。
 ただ、催眠術の危険性がどうこうと言うよりも、メディアが一方的なイメージを視聴者に植え付けることの危険性もあろう。何でも使い方を誤ればよくないことは周知の事実である。包丁一本についても、本来は調理道具のところを、殺傷能力があるからと言って、「本当は怖いものだ、使ってはいけない」とは言わない。要は包丁なのか催眠術なのかの違い、それだけである。しかしメディアはここぞとばかりに煽り立てる。催眠「術」にせよ催眠「療法」にせよ、何にせよ、正しく使われれば良いものではあろう。

   ※ ※ ※ ※ ※

「催眠……法ですか? 私に?」
 七海が再び目を丸くした。
「お二人に、です。勿論、無理強いはしませんよ。貴女がたの同意を得ないまま、意識を混沌とした状態にするというのは違法行為になりますからね」
 箔座は澄ました顔で言った。
「そんな法律あるんですか……」
 治美もあっけらかんとした表情で言った。
「で、貴女がたの潜在意識にある、その黒い影? 靄? そのイメージを表に引っ張り出してみたら如何なものか、と思いましてね」
 箔座はそこでにっこりと笑みを浮かべた。
「先生……楽しんでるでしょう?」
 七海が箔座を睨み付ける。
「いいえ、滅相もない」
 箔座がそう答え終わらないうちに、治美が声を抑えて言った。
「もし、もしも何かしら『変なもの』が出て来てしまったとしたら……先生、どうします?」
「変なもの? ああ、確かに退行催眠というものには危険性も孕んでいます。世間で言う、前世を見るなんていかがわしいものではないですが、それでも例えば、戸田君の中に何かしら鬱屈したもの、トラウマ、抑圧し続けているものがあったとして、それが催眠を行うことで、表に引きずり出すトリガーを引いてしまったことになれば、そのせいで貴女の人格に影響を及ぼさないとも言い切れません。術者の誘導、記憶のすり替え、これが原因で、実際アメリカじゃお縄になった者までいるのですから」
「先生……そんなこと言って怖がらせて、それでもそんな術を掛けたいなんておっしゃるんですか?」
 七海が横槍を入れるが、箔座は落ち着いた、真摯な表情で言った。
「危険性の存在について話しただけのことです。無理強いはしません。貴女が私を信頼して戴けているのなら、の話です。勿論、悪いようにするつもりも毛頭ありません」
 治美には、自分にとって、潜在意識をほじくり返されて出て来るものと言えば、きっと父親との確執であろうと思っていた。今ではそのことに正面から向き合っているつもりでいる。だからこそ、須藤にも話をすることが出来た。だが、件の黒き靄については、潜在意識の中に何が潜んでいるのか否かに関わらず、実際に自身の目で見たのだ。それがもし、過去のトラウマが見せ付ける幻覚であれば、探りを入れてみるのも、或いは一つのトラウマと向き合う方法であるかもしれない。だからこそ、過去の自分を見詰めるという意味合いでは、そんな催眠に掛かる必要性は皆無なのだ。
 だが気になるのは、何故面識もなかった丸山七海という者が見た夢と、かなり酷似した夢を自分が見たかと言うことなのだ。いくら似た夢を見ることはままあると言っても、類似性が妙にあり過ぎる。それはそれで気味の悪いことではあった。
 そして、治美の言う「変なもの」とは、もしや記憶を探り、それを露骨に思い返すことで、あの黒き靄がこの場に出現するのではないか、と言う心配があったのだ。治美の対峙した「寂寥」が、瑛治の「心の光」に当たり浄化されたという事実を治美は知らない。だが、何かしらのその手合いが現れるかもしれないという、妙な不安感が治美の心に渦巻いていたのだ。
「へえ。じゃあ、先生。やってみて」
 七海が面白そうな声を上げて言うと、座っていたロングソファーにその身をごろりと横たえた。
「丸山君に? 君こそ面白がっているように見受けられますが」
「だって、どんな具合になるのか体験してみたいんだもの。そ、これも経験のうちの一つ」
 七海はにっこりと笑って答えた。
「駄目!」
 治美が声を上げた。
「え?」
 七海が顔を上げて治美を見る。
「あれは……あれはそんな面白半分で向き合うものじゃないわ……」
「あれって? その、黒い靄、ですか?」
 箔座が落ち着きを払ったままの表情で訊いた。
「あれは幻覚じゃないんです。私……私、実際に見ているんです」
 治美は震える声でぼそりと言った。
「何ですって?」
 些か呆れたような声を上げたのは七海だった。
「よく分からないけど……危険だわ」
 そう言うと、治美は床に置いていたトートバッグを肩に掛けると、大きく頭を下げ、「失礼します」と一言を残して、駆け出すように箔座の部屋を出て行った。
「ちょっと……ちょっと戸田さん! 待って……待ってください!」
 七海は横たえた体をがばっと起こすと、
「あ、先生、今日はお邪魔しました! また授業で!」
と言って、治美の後を追い掛けた。啓吾の「失踪」と須藤の「行方不明」、二つの事柄で何かしら知っているであろう治美を捕まえたかったのだ。

 慌ただしく二人が出て行った後、一人部屋に残った箔座は溜め息を一つ吐くと、再び水筒からカップにコーヒーを注ぎ、それを口にした。その表情は先程までとは豹変し、険しい目付きで窓の外を藪睨みしている。
「ちっ」
 箔座は舌打ちをした。その瞳は、「不信」に憑依されていたアグゲリス公国大公アムリスの瞳と同じ、赤い光を帯びていた。

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