スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←第二十二章 出立 【後編】  →第二十四章 “HEART OF GOLD (孤独の旅路)”
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  • 【第二十二章 出立 【後編】 】へ
  • 【第二十四章 “HEART OF GOLD (孤独の旅路)” 】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

リフレクト・ワールド(The Reflected World)

第二十三章 「夢」の世界

 ←第二十二章 出立 【後編】  →第二十四章 “HEART OF GOLD (孤独の旅路)”
 陽が沈み、互いに距離を置いた位置に見える二つの月が、静かな草原をその柔らかい光で照らしていた。今夜は夜風が若干強い。窓の桟がかたかたと音を立てて揺れている。相当疲れていたのだろう、スープとパンの軽食を終えて、啓吾は再び隣の部屋のベッドで眠りに落ちている。暖炉に新たな薪をくべると、座っていた椅子の後ろにあるランプに明かりを灯し、アイーダは席に戻った。胸の開いた緑色のローブに身を包む彼女の前には、ワインの入った金属製のゴブレットがあり、中には赤ワインが半分ほど入っていた。束ねていた髪を下ろし、テーブルの上の一点をじっと見つめながら、アイーダは硬い表情を浮かべていた。

 もう三十年近くになるだろうか。昔はアイーダ自身も国の王族に仕える空間近衛騎士団の一人だった。若きグリフィスのシャリーズを駆り、日々武術の鍛錬に勤しみ、そしてこの世界のことを学んだ。騎士団入隊の申請をした頃は、まだアイーダは十八歳。
 両親は王都から遠く離れたこの村で農業を営んでいた。収入はさほど多くはなかったものの、両親は彼女を自由に育てた。
「人に誇れる仲間を持てるように、自分自身が人から誇りに思われるような人間になれ。自分に誇りを持てる人間になれ」
 アイーダの両親の願いだ。仲間を尊び、仲間を敬い、仲間のことを思いやれる、仲間のために行動出来、守ることの出来る優しい人間。
 基本的に両親はアイーダが興味を持ったこと、関心を向けたことを何でもやらせた。新しいことに挑戦することの意味、それに必要な勇気、広い価値観を育てるためだ。そのため家計はあまり潤うことはなかったものの、両親の愛情は溢れていた。娘のアイーダを自由な気風で育ててはいたが、その分モラルについては両親は厳しかった。社会の中で同調するためのルール、法としてのモラルというよりは、一人の人間として生きるためのモラルだ。
「自分の信じた道を行け。但し、そこに大儀があるかを常に見極めよ」
 父はよくアイーダに言って聞かせた。
 空間近衛騎士団入隊が決まった際、いやそれ以前の入隊志願の意思を知ってから、母はアイーダを心配していた。しかしそれ以上にアイーダを信じる気持ちが心配の念に勝っていた。
「自分に恥じぬ、そして周りの人達に恥じぬ道を行きなさい」
 母の言葉だ。その母は様々なことをアイーダに学ばせてきた。
 その両親も十年程前に逝去した。一人息子が成人し、結婚してから夫も他界し、アイーダはそれ以来一人で自由に生きている。息子は今、二人の息子を持ち果樹園を営んでいる。息子はアイーダの誇りであった。時々便りが届くが、息子夫婦や孫とはここ何年かは会っていない。
 例の白簾霊峰近くで起こった異変や騒ぎのこともあり、これからもしばらくは遠出して会いに行き交うことは出来ないだろう。息子夫婦はアイーダの住む村よりも霊峰から離れた地域にあるが、この辺は一時的な「航行制限令」が出ている。
 そんな中、シャリーズが連れてきた少年は、この辺では見掛けない子供だった。しかも触れた時の自分の手に伝わった衝撃感。あれは過去に一度だけ体験したことがあった。除隊する直前のことで、アイーダは三十路後半の年齢に差し掛かる頃だった。
 ポルタ・モルトゥス門の周辺空域での哨戒任務の際に一度だけ、現世の人間に遭遇したことがあった。滅多にないことではあるが、稀に迷い込んで来ることがあるという話は耳にしていた。大抵は「意識」だけが飛んでくるらしいのだが、それはある程度まで近付いてきても「防壁」が張られているので、その意識は現世に戻っていく。だがそれでもごく稀の稀で、肉体を持った人間が飛ばされてくるのだ。但しそれは過去の騎士団の記録で見ても殆ど残されていない。その者とアイーダは遭遇し、その体に触れた。その時に感じたものは、電気が走ったような、だがそこまで単純なものではない、肌の細胞一つ一つに何かが通り抜けていくような、何とも妙な感覚なのだ。その時は「門」の周辺にある歪曲空間の中でのことであり、そのまま落ちてきたその者を現世へ「打ち返して」戻した。
 だがその感覚をまさか再び、除隊して二十数年経った今になって味わうことになるとはついぞ思っていなかった。それでも啓吾は今、自分の家の部屋で休んでいる。何故この子がここに来ることになったのか、その理由は定かではないし、また自身にも想像が付かない。ただ、ずっと長居をさせるわけにもいかない。この子供はまだ「生きている」。この世界の生を謳歌しているのではない。自分の世界で全うするだけの命をまだしっかりと持っているのだ。明らかにここに来るには「早過ぎる」。アイーダは近衛騎士団員の中でも重鎮な立場にあったことと、自らも世界の理を学んだおかげで、今自分がいる世界とこの子が本来いるべき世界との関係は理解している。ただ、そのことは他言無用、騎士団における守秘義務は、除隊後もずっと守らねばならない。このことは自分一人でか、或いは現在の騎士団の隊長クラスの者との話し合いによってでしか収拾を付けられない。
「さて、どうしたものだか」
 アイーダはそう呟くと、杯に残っていたワインを飲み干し、そっと啓吾の眠る部屋の扉を開けた。静かな寝息を立てながら啓吾は眠っている。掛け布団が少しはだけているのを見て、アイーダは笑みを浮かべながら布団を直そうと傍らへ寄った。どの世界で生きていようと関係ない。眠る子供の寝顔は愛らしいものだ。孫達と同じ年頃になるのだろうか。あの子らはきっと元気でやっているだろうと思いつつ、アイーダは布団に手を掛けた。
 その時、布団と啓吾の胸元の合間から白い「光」が洩れる様を見た。アイーダの表情から笑みが消えた。そっと布団をめくってみる。アイーダは目を見張った。そこに見えたものはまるで水晶のような光の「塊」だった。白く神々しい穏やかな光が啓吾の胸元をほんのりと明るく照らしている。まるで窓から洩れる明かりを受けて光る白い雪の結晶のようなそれは、音もなく啓吾の胸へと吸い込まれるように消えていった。
「ケイゴ……」
 アイーダは啓吾の名前を呟きながらも、その先に続く筈の言葉を飲み込み、そっと布団を掛けなおすと、
「ゆっくりお休み」
 そう言って、静かに扉を閉じて部屋から出た。

 再び啓吾の声が響いて、翌日は始まった。
「今度は何?」
 朝食を用意していたアイーダは訝しげな表情を浮かべて、啓吾のいる部屋の扉を見た。その扉がそっと開くと、啓吾がおどおどしながら扉と壁の隙間から顔を出した。
「おばちゃん……」
「アイーダよ。『おばちゃん』でも、まぁ別にいいけど。ケイゴ、おはよう」
 二、三秒の間をおいて啓吾は慌てたように、
「お、おはよう……ございます」
と挨拶をした。「挨拶は基本中の基本。ちゃんとやりなさい」と日頃父に言われていたことを思い出したのだ。そして部屋からそっと出ると、居間の片隅で羽と脚を折りたたんで休んでいるシャリーズのほうを見た。
「紹介が遅れたわね。その子はシャリーズ。ケイゴを見付けてここまで運んで来たのよ。『その子』って言っても、もう『おばちゃん』なんだけどね」
 アイーダは笑って言うと、朝食の入った深鉢の皿二枚をテーブルに置いた。
「しゃりーず……おはよう」
 啓吾の小さな声を受け、シャリーズは頭を上げて啓吾を見た。そして頭から伸びる二本の触角を立てながら、再び公園の鳩のように首を傾げた。図体こそ大きいが、さほど怖い生き物でもなさそうに啓吾には見えた。
「じゃあ、この子は?」
 啓吾は開けたままの扉から、柴犬ほどの大きさの別のグリフィスが小走りで出てきて、居間に入るとその床の上を走り回った。
「ああ、そこにいたのね」
 アイーダはそのグリフィスの「雛」を腕に抱き上げた。柔らかな銀色の羽毛に包まれた鳥だ。
「この子、実はまだ名前がないのよ。生まれてまだ三日しか経っていないんだけどね。いい名前が思い付かなくて」
「その長いのは何?」
「長いの? ああ、これね」
 アイーダは雛鳥の頭から伸びる触角を優しく撫でながら言った。
「これは『情覚器』っていうの。これで人の心を察知するのよ」
 雛鳥は、頭と尾羽から生えるそれぞれの情覚器を小刻みに動かしていた。
「普通の鳥ってね、卵から生まれて最初に見たものを親と思ってついてっちゃったりするのね。でもグリフィスは……ああ、この子とシャリーズがそうなんだけど、グリフィスは別。この情覚器で人の心を読み取って、その心がきれいな人、しっかりした人に懐くの」
 アイーダの説明を聞いても啓吾にはぴんと来なかった。人の心が分かる不思議な鳥、そこまでは理解出来た。
「朝ご飯にしましょう」
 アイーダは雛を床に置くと、次に茶を入れたカップを朝食の皿の横に置いて言った。皿の中には粥なのかオートミールなのか、どちらとも思われる温かい食べ物が湯気を立てている。啓吾がテーブルに着くと、銀色のグリフィスの雛は小走りで啓吾の足元へ行くと、顔を上に向けて啓吾を見詰め、頭の情覚器を動かした。物珍しそうに啓吾はそれを見ていたが、その雛がまるで猫のように足元に頭や体をすり寄せて来たことに驚かされた。
「あら。その子、ケイゴのことが気に入ったみたいね」
 啓吾はその雛を抱き上げた。二、三度羽をばたつかせたが、啓吾の胸元で抱かれると、甘えるような声を出して目を閉じた。
「ケイゴ、その子の名付け親になってくれない?」
「なづけおや?」
「そう。その子の名前をケイゴに決めて欲しいの。いい名前を付けてあげて。その子は男の子よ」
 何処をどう見たら男の子なのか女の子なのか、啓吾には全く分からなかったが、自分の胸元で猫の如く丸くなっている雛を手で撫でながら、「ううんと……」と声を漏らしつつ考えてみた。
「銀」
「ぎん?」
「銀色だから」
「銀色だから? ああ……そう……でも、いい名前ね。『銀』か。何だか勇ましい男の子になってくれって感じでいいと思うわ」
 アイーダは笑ってそう言うと、
「さ、冷めないうちに食べなさい。味は保証出来ないけど。その前に『銀』を床に下ろしてね」
と言って、今度は多少悪戯っぽい笑顔を浮かべた。
 昨日のスープといい、この朝食といい、啓吾には初めて口にするものだったが、この粥らしき朝食も美味かった。ほんのりとした甘味が体に力を与えてくれるようだった。
 雛鳥の「銀」は目を閉じたまま啓吾の足元で座り、おとなしくこの新しい「マスター」が声を掛けてくれるのを待っていた。
 
「アイーダおばちゃん」
 啓吾はスプーンを動かしながらアイーダに呼び掛けた。
「何?」
「……ここは何処なの?」
 恐る恐る訊く啓吾に対し、アイーダは「そうねぇ、何と言ったらいいんだろう」と呟いた。
「ケイゴはここに来る前のことを覚えてる?」
 アイーダの質問に瑛治はぎょっとした表情を浮かべた。スプーンを動かす右手がはたと止まった。
「……死んだママがいたの」
 啓吾はぽつりと呟いた。
「パパはママに会えなかったみたいだけど、僕は会ったの。死んじゃったママが来てくれたんだ」
 アイーダの眉がぴくりと動いた。
「でも、そのママ変だった。僕の……目の前で……」
 自分の目の前で会いたかった母親が突然現れ、その顔を真っ二つに裂いた姿に変わると、目の前が一瞬で真っ暗になる……まるで最悪の夢のような光景が瑛治の脳裏に甦った。
「その『ママ』がケイゴをここに連れてきたの?」
「分かんない。でもあれ、ママじゃない」
「ママじゃない?」
「ママじゃない。ママ、あんなに怖くない」
 そう言う啓吾は俯き、そして泣き始めた。
 啓吾の生きる世界でその命を全うした者、または中途とはいえ、その命を閉じた者は必然的にアイーダの住むこの世界へやって来て、新たな肉体を持ち生まれ変わる。又は死した時のままの姿で新たな世界での新たな人生を始める。そのことはアイーダも分かっていた。その者が世界の垣根を越えて、向こうの世界の「生ける」者をその肉体もろごと引きずり込んだりはしない。啓吾の母親にそんなことをするなど不可能だ。となると、啓吾をここへ連れ込んだ者は別にいる。アイーダに思い当たるものは一つしかない。
 センチュリオンか、或いはその使い魔だ。
 アイーダの背筋に冷たいものが走った。まさかその者達が動き出しているというのか? 伝承とでしか聞いていないその存在が、まさか本当にあったのか? 
 アイーダは震える右手でカップを持ち、湯気を上げる茶をすすった。カップとソーサーが震える手のせいでカチャカチャと音を立てている。
「……ケイゴのパパはそのママに会ってないんだ」
 啓吾は泣き続けていた。泣きながら頭を一回縦に動かして答えた。
 この子供は「彼等」に目を付けられていたのか? しかし、ここに連れ込んで一体何をしようというのだろう。
 啓吾は途切れ途切れの言葉でアイーダに言った。
「パパ……僕が見たんだったら……見たものを信じなさいって言った……でも……ママ……ママよりも……ママよりも大事に…… し、しなくちゃいけない人が……人がいるって……友達とか……先生とか……」
「そう」
「僕……ママに会いたかった……会いたかったのに……パパはダメだって……」
「駄目って言ったの? ケイゴのパパはママに会っちゃ駄目だって?」
 啓吾は首を横に振った。
「ダメって……ダメって言ってないけど、でも……」
 アイーダはカップとソーサーをテーブルに置き、深く息を吸った。手の震えは治まっていた。
「ケイゴ……大好きな人とさよならをするのって、本当に辛いわ。辛くて辛くて、泣いても泣いてもまだ辛くって、本当に苦しいものよ」
 アイーダは穏やかに啓吾に語った。
「それでも何時かは乗り越えなくちゃいけないの。その辛さに負けちゃ駄目なの。そうでないと、いつまでも辛いまま、悲しいまま、寂しいままで、先に進めなくなっちゃう」
 啓吾は鼻をぐすぐすとすすっている。
「でも、さよならをしても、全てがなくなってしまうんじゃない。ケイゴにはママとの大切な想い出があるでしょう? 褒められたり、時には叱られたり、一緒にお話をしたり、ご飯食べたり、何処かへ行ったり、何かをしたり……その想い出は消えない。消しちゃわなきゃいけないものでもないと思う」
 アイーダはテーブルの上で両手を組んだ。部屋の片隅で休んでいたシャリーズがこちらをじっと見つめている。
「その想い出を大事にして心にしまっておけばいい。無理して忘れようとしたって忘れられるものじゃないから。でも、何時までもその想い出にしがみ付いて……くっ付いているばかりじゃ、これから新しい想い出を作られなくなっちゃう。そうやって、たくさんの想い出を作って、たくさんの新しい人と出会って……時にはさよならすることもあると思う。ママの時のような『さよなら』じゃなくても、別れっていうのはあるわ。それでもくじけずに前へ歩いていかなきゃいけないの。ずっと立ち止まって泣いてたって、ケイゴのママは喜んでくれないと思う」
 啓吾は泣いて赤くなった目でアイーダを見た。アイーダはとても穏やかな表情を瑛治に向けていた。
「ママはケイゴにどんな人になってもらいたかったのかな? パパはケイゴにどうなってもらいたいって思ってるんだろう? そしてケイゴはどういう風になりたい?」
 アイーダは頬杖を付いて、にっこり笑って啓吾を見つめた。
「辛くて寂しくて、そのままでずっといたい? 違うと思う。今は辛くても悲しくても……そのままがずっと続いちゃうのは嫌よね?」
 テーブルの下で休んでいた「銀」が、何時の間にか体を啓吾の足元にすり寄せていた。温かい。
「だから、ケイゴは前へ進んでいかなくちゃ。そのほうがきっとパパもママも嬉しいと思う。それにケイゴにとっても、そのほうがまた楽しい想い出を作ることが出来るから」
「おばちゃんは……ママを見たって話、信じてくれる?」
 アイーダは「そうねぇ」と言うと天井を見上げた。
「ケイゴが『見た』って言うことを、どうして私が『嘘』なんて言える?」
 啓吾は黙っていた。
「ただ、これだけは覚えておきなさい。そのママはケイゴのママにそっくりでも、それはママじゃない」
 アイーダの声のトーンが低くなる。
「え?」
 あのママはママじゃない? どういうこと?
「ケイゴのママはケイゴをこんなところまで飛ばしてくるような、そんなことはしない。ケイゴのママは……『この世界』で何時までもケイゴのことを想ってくれていると私は信じている」
 アイーダは敢えて「この世界」という言葉を含めて啓吾に話した。今この子に必要なものは「希望」だ。そう思った。それに嘘を付いている訳ではない。もしも「彼等」がこの子を狙っているのなら、この子の心を希望で強くしなくてはならない。希望、それは「彼等」に対する「盾」であり、「矛」にもなり得るのだ。
「ママが……ママがここにいるの?」
 啓吾は声を上げてアイーダに訊いた。泣いていた表情が驚きのそれに変わっている。
「何処にいるのかは私も分からないけど、ケイゴが……ケイゴが来たここはそういう所よ」
「……ここは天国なの?」
「テンゴク? さあ、テンゴクって名前なのかどうかは分からないけど、そうねぇ、ケイゴや、ケイゴのパパが住んでいる所とここは違うわ」
「じゃあ、パパは……パパはいないの?」
「だからケイゴはパパのいる所に帰らなくちゃいけない。そしていつものような毎日を取り戻さなくちゃいけない」
 啓吾はぽかんとした表情を浮かべながらアイーダを見ていた。
「そう……ケイゴにとってここは『夢』の世界かもね。ここはそんな所」
 アイーダの話を全て理解した訳ではなかった。と言うよりも、全てが夢心地な気分で右から左へと流れていった感覚を啓吾は抱いていた。だが、目の前のアイーダは決して悪い人じゃない。そのことについては啓吾は子供ながらに確信を得ていた。
「朝ご飯、冷めちゃったわね」
 アイーダは笑って言った。


 
関連記事
スポンサーサイト


  • 【第二十二章 出立 【後編】 】へ
  • 【第二十四章 “HEART OF GOLD (孤独の旅路)” 】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【第二十二章 出立 【後編】 】へ
  • 【第二十四章 “HEART OF GOLD (孤独の旅路)” 】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。