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リフレクト・ワールド(The Reflected World)

第三部 第五章 アグゲリス出国

 ←第三部 第四章 ココの想い 【後編】 →第三部 第六章 腐界の森のスペルビア 【前編】
「ふうん……」
「けれんの濃い」と言う言葉はまさにこの生き物のためにある、とでも言えそうな全身オレンジ色と赤色に包まれた「ワラビ―」のサンジェイは、胡散臭げとでも言いたげな鼻息を漏らすと、須藤の顔をじっと見詰めた。黒い鼻の頭がひくひくと動き、その度に口の周りの髭が微かに連動している。
「俺は隠し事は好かん」
 サンジェイが口を開く。
「隠すのも隠されるのも、全く以って好かねえ。だが」
 丸々とした黒い目は、須藤の両目を捉えたまま微動だにしない。
「守るべき一線ってのは、それなりに心得ているつもりだ」
「何が言いたいんだ?」
 須藤もサンジェイの両目に自らの視線を固定させながら訊く。
「今は敢えてその一線を越えさせて貰う。まあ、その一線てのも、この場合はどうだ? そこまで大袈裟なもんでもねえか」
「言ってみたらいいさ」
 須藤のサンジェイに対する印象は決して良いものではなかった。寧ろ悪い。すこぶる悪い。言いたいことをはっきりと言わず、こうも回りくどい言い方をされると、どうにも苛付きを覚えるのだ。大抵、そんな物言いをする者は、自分の保身が意識の中にあったりする。そんな面々は、相手にどう言えば自分が嫌われないで済むか、悪い印象を持たれないで済むか、そんな風に思ったりするものだ。
 そんな輩が海賊?
 サンジェイが言葉を続ける。
「お前、要はその黒い化け物連中に付け込まれただけじゃねえのか?」
 その言葉に須藤は、一瞬唖然とした。
「仕事を受ける条件として、その仕事がどう言ったものか、一通りは訊かせて貰った。で、俺様の結論はそこさ。お前が自分のガキの面倒をまともに看られねえような、ちんけな親父だから、そんな連中に目を付けられた、で、ガキを奪われたから助けたい、そのためにもエリュシネに連れて行って欲しいってことだろ? 何でこの俺様が、そんなけつの穴の小せえ人間風情の尻拭いなんかしなきゃならねえんだ?」
「おい、サンジェイ!」
 澤渡が音を立てて立ち上がり、吼えた。
「口挟むんじゃねえ、ユタよお。俺の言ってることが間違ってると思うのか?」
 サンジェイは澤渡を睨み付ける。その黒い眼球にぎらりとした輝きが走った。
「てめえ、金さえ受け取りゃ何でもやらかす糞どもと俺様とを、一緒くたにしてんじゃねえだろうな? ムスガルの奴が何と言って俺様を紹介したのか知らんが……舐めてんじゃねえぞ、おい」
 そう言うと、サンジェイはテーブルの上に立ち上がった。元々ワラビーそのものが小柄なので、人間と同じテーブルにつき椅子に座っていたのでは、頭の上半分プラス両耳程度しか見えない。そこで、さっきからサンジェイはテーブルの上で胡坐をかいていたのだ。サンジェイの立ち上がった姿は、傍目ではとんでもなく目付きの悪いぬいぐるみが、勝手にいきなり立ち上がったとでも映るであろうか。
「ユタ、お前がお前自身の大義を持って、アグゲリス政府の連中とやらかしていたのと同じ、俺様にも俺の大義ってもんがある。曲がった連中は好かん。そんな連中のやることも好かねえ。だから俺様は小賢しい連中を潰してきた。てめえの私腹だけを肥えさせたがる政府の糞ったれどもとかな。だがこいつはどうだ? そんなもん、お前らで解決するこったろうが? いや、このちんけな父親が己の力で解決することだろうがよお? 何でそんなことのために、この俺様がわざわざ尻を上げにゃならんのだ? 男のくせに情けねえって思わねえのか?」
「……思うさ」
 須藤が言葉を噛み潰して返事をした。
「おい、一樹……」
「思うとも。そうさ。この海賊の言う通りだ。自分がもっと啓吾のことを見て、想いを寄せて、接して……自分がもっとしっかりしていれば、啓吾のことにもっと気付いてやれていれば、ひょっとしたら、こんなとんでもないことにならなかったのかもしれない。その思いはずっと自分の内にある」
 サンジェイは両目の間に皺を寄せた。
「ほお、気を引こうとしての自己憐憫ってわけか?」
「違う!」
 須藤は大声を上げてテーブルの上を拳で叩き、サンジェイを睨み付けた。
「じゃあ証明してみろ」
 サンジェイは言い放った。
「証明だと?」
「そうだ。てめえが親としての愛情が本物だって言うんなら、そいつを証明してみろ」
「ねえ、ちょっと待ってよサンジェイ!」
 メイスが口を開く。
「黙ってろ!」
 サンジェイがメイスを怒鳴り付ける。しかし、その視線は須藤に向けられたまま動かない。
「お前がガキを愛してるって言うんなら、その想いが、愛情が本当だってんならな……」
 須藤も負けじとサンジェイを睨み付けている。
「愛情ってものは証明するもんじゃない……感じるもんだ」
 須藤の口が開く。
「だが、それを証明しろと言うのなら、今自分がこの世界にいること、そしてここまで辿り着いたこと、これから先に起こることに対しての自分の態度を見てくれとしか言えない。それでも自分の啓吾への想いは……そう簡単に『こうですよ』なんて証明出来るものじゃない!」
 須藤も席を立った。
「あんたにも惚れた相手がいるだろう? 子供がいるかどうかは知らないが、好きな相手へのあんたの気持ちは、そう易々と証明出来るのか? 証明して相手に見せられる程度のものなのか? 見くびらないでくれ!」
 サンジェイは何も言わず、しかしそれでも須藤をじっと見詰めている。
「自分は啓吾を必ず捜し出す! そして一緒に帰る! 二人で……帰るんだ……」
 須藤の肩が震えだす。
「だが……今の自分には……」
 険しい表情の須藤の声が、肩に従って微かに震えだした。
「自分には力がない……それでも……自分はそれでも啓吾を連れて……捜して、見付けて、連れて帰りたい……そのためには……」
 須藤はテーブルの上に手を付いた。ばんと大きな音がしてテーブルが揺れる。そして、須藤は大声で言った。
「どうか力を貸してください! 自分に息子を捜すための力を貸してください! お願いします!」
 須藤の頭が深々とサンジェイに向けて下げられた。
「おい……一樹! そんな真似はよせ!」
 澤渡が立ち上がり、左手で須藤の肩を掴んだ。
「別にサンジェイの船でなくたっていいんだ! 民間船でも何でもチャーターすりゃあいい。サンジェイ以外にも相手はいる。相手なら俺が見付けてやる! ここまでコケにされて頭を下げる必要なんて無……」
「よっしゃ!」
 サンジェイの大声が室内に轟いた。
「その心意気、実によっしゃ!」
 そう言うとサンジェイはにたりと笑い、テーブルの上に再び腰を下ろすと、胡坐をかき直した。
「済まなかった、カズキとやら」
 サンジェイを見ながら、ユナは首を軽く回した。腰にまで届くセルリアンブルーの長髪が波を打つ。
「貴方の欠点よ、サンジェイ。人を試したがるのは決して美徳とは言えないわ」
「ユナ、黙ってな。俺様はこのカズキの中の潜んだ思いを知りたかっただけだ」
「何だって?」
 須藤の代わりに澤渡が、怪訝な表情と視線をサンジェイに向けた。
「俺は敢えて一線を越えるって言ったろ? わざとこいつをコケにした物言いをして、どう返してくるかを見てみようと思ったのよ。ここで感情とプライドに呑まれて、怒りを露わにして、『もうあんたにゃ頼まない』なんて言ったら、俺は『その程度か』って思ったろうな」
 サンジェイは前脚(手)を上下に振り、立っている五人に座るよう促した。
「愛情なんてもんはそうそう簡単に『これ位です』なんて示せるもんじゃねえ。そしてこいつがくだらねえ自尊心に囚われて、自分の無力さを棚に上げて、謙虚な姿勢になれねえ、それこそそこら辺の尻の穴の小せえ奴と同じだったら、俺はとっととお前らを追い出しているところだ。だがこいつ、カズキは違った。てめえのちんけな誇りなど捨てて、ガキの……おっと失礼、息子のために下げたくもねえ頭を下げた。それが親心ってもんだ」
 須藤の表情には、まだサンジェイを訝しむような感情が浮かんでいたが、それでもそのサンジェイの言葉を黙って聞いていた。
「俺は敢えてお前を怒らせるようなことを言った。お前を試した……済まなかったな」
 そう言って頭を下げたサンジェイは、続いて再びにたりと笑い、
「よっしゃ! いいだろう!」
と大声で言い放ち、そしてげらげらと笑い出した。
「何様なの、このビストリアン……」
 メイスが呆れた声を上げた。
「この仕事、引き受けた! 金なんて要らん!」
 その言葉に今度は、ユウナが驚いた表情を浮かべた。
「俺に支払う筈の金はそのまま、カズキの旅費の足しにでもしてやれ! この俺様が味方に付いたんだ! カズキ、お前はこの世界で、いやこの宇宙で一番の幸運の持ち主だと思って構わん、そうとも、俺様が許可してやる! ぶははははは!」
 何なんだ、このカンガルーは? そう思った須藤の表情は今度は呆然としたものに変わっていた。だが、先程まで抱いていた怒りの感情は、何時の間にか消えていた。
 その時、床でどんと鈍い音がした。
「やかましいぞ、サンジェイ! その馬鹿笑い、いい加減にしやがれ!」
 床の下からファリード・ナーナクの怒鳴り声が聞こえてきた。だが、サンジェイの騒々しい笑い声はあと一、二分は続くことになる。

 ギシュドバード中央空港へと須藤達一行は向かっていた。そこは各国間や国内を往来している飛空艦艇が発着する場で、貨物や貨客の入れ替わりがとめどなく続いていた。ついこの前、レグヌム・プリンキピスとの往来を制限していた勅令が解除されたばかりで、それ故に空港の込み具合は激しいものになっていた。それでも、町の郊外にうっすらとその峰々を見せている「白簾霊峰」方面への渡航、飛行行為は厳しい制限が掛かったままになっている。あの黒き穴、地に穿たれた広大な「無」の地帯の拡大によるものであった。だが、王都エリュシネに向かうには、その山脈を越えたほうが早い。そして、サンジェイの船であれば、それは易々と実行出来る……と、サンジェイ本「人」が自慢げに話していた。
「俺様の船はそこら辺のものとはわけが違う。俺様の『ワケルビータス』は最高! うん、最高だ」
「ワケ……何だって?」
 須藤が訊き返す。
「ワケルビータス。英語で言えばヴァンガード。先導者って意味よ」
 メイスの呆れたような物言いはまだ収まっていない。
「サンジェイ、あんまり自慢げに言わないほうがいいと思うわ」
 ユナが感情の入らぬ声で言う。
「何でよ? 俺様のあの船に対する愛情は、他の船主どもとは全く違うってもんだ。ありゃあ、俺様の家族であり親友さ! あ……ユナ、お前もそれに引けを取らねえ、すげえ女だぜ」
「どうでもいいけど、さ、着いたわよ」
 ウォラリス・テクタイトの力で浮き上がっていた「馬車」の御者台に座るユナは、サンジェイの御託を一蹴するような口調でそう返し、手綱を引いた。車体を引くエクウス・ゲンティルが足を止めた。
空港の建築物が見える。低階層はお椀を伏せたような形をしており、上に行くにつれて先がどんどん細くなり、天辺が尖塔となっている。まるでミャンマーにある仏塔にも似た形の建物であった。その「パゴダ」或いは「ストゥーパ」に似た建物の大きさ自体もそこそこあり、渋谷公会堂程度の大きさと言っても良かろう。ギシュドバードやラムジャプールで出会った大勢の民衆とは異なった、白色人種やラテン系人種に酷似した者達が、めいめいに荷物を持ち、その中へと入っていく。
 その時、その建物の背後から、一隻の貨客船がゆっくりと上空へ垂直上昇していく姿が須藤達の目に映った。ずんぐりとした船体の腹には推進エンジンが付いており、そこから青白い炎が下に向けて放たれている。船体の上には帆船に見られるようなマストが六本伸び、そこにたなびく帆を付けている。船体はある程度の高度まで上昇すると、ドラム型の推進エンジンは四十五度の角度でぐるりと回転し、次に船体後尾に向けて勢い良く青白い炎を噴射した。船体は速度を増しながら、白簾霊峰とは逆の方向へと飛び去っていった。
「飛行制限空域を避けての発進か。ま、安全上仕方がないわね」
「馬車」を降りたメイスが言った。
「だが俺達は遠回りなんかしねえからな。制限だろうと禁止だろうと知ったこっちゃねえ。一気に行くぞ!」
 ユウナの隣の席から地上へと飛び降りたサンジェイが言う。
「あの建物にゃ用はねえ。こっちだ」
 続けてそう言い、サンジェイは須藤達に付いて来るように手招きをすると歩き始めた。
「……歩きにくそうね」
 メイスがサンジェイに声を掛ける。
「そりゃ、飛んで跳ねたほうが俺様には丁度いいに決まっている。だが、お前等にゃ付いてこれねえぞ」
 そう答えたサンジェイは、ワラビ―らしく飛び跳ね始めた。
「却って追い抜いてしまいそうよ」
 ユナがそう言うと、サンジェイは面白なさげな表情になり、再び二足歩行に戻した。
 その行先には一軒の格納庫があった。全体が錆のような茶褐色をした、伏せずに置かれたお椀のような建物だ。一行はその中へと入っていく。
「おう! よっしゃ! これが俺様の宝よ!」
 サンジェイは一際大きな声で言った。
 ワケルビータス(Vacerbitas)号。長めのラグビーボールを左右に二つ並べたような船体で、その外部は白金色一色に輝いている。その「ラグビーボール」の間には、空気抵抗を受け流すように、斜面を形成しているブリッジ部分がある。その斜面は下から上へとその勾配を急にしている。上のほうには横長の船窓が設けられており、その内側はコックピットになっていた。「ラグビーボール」後部には、先程の貨客船とは異なり、四基の内蔵型推進エンジンが、その噴射口を外に向けている。マストや帆のようなものはなく、代わりにフラップが設けられている。また側面には、数基のスラスターが見えていた。
「こいつはあの石っころの作り出す浮力なんぞ全く必要としねえ、最新型よ!」
 サンジェイはそう言うと、鼻を自慢げにふんと鳴らした。
 化石燃料が存在しないのに、核融合技術はあると言う妙なこの世界においては、ある意味もっとも珍しく、且つ須藤のような現世の者からすれば、最も納得のいく機動力を持った船である。
「でもテクタイトの永続的電源発生作用を、その鉱物構成粒子をむりやり融合させて作り出して、そこからエネルギーを得ている分、エンジンの出力環境は不安定なんだけど」
 ユナがさらりと言い放つ。そんなユナに対し、サンジェイは泣きそうな表情になり、
「そうやって、俺を苛めてお前……面白い?」
と情けない声で言った。
「ええ。普通にね」
 ユナはにこりと笑って返す。
「……サンジェイの弱味が彼女ってわけか」
 澤渡は二人を(一人と一匹を)しげしげと見詰めながら呟いた。
「ええい! お前等、とっとと乗りやがれ! すぐ出発するぞ!」
 一行はブリッジ部下方に設けられた、手狭な入口から中へと入っていった。幅のない、急な階段を数段上がると、まるでジャンボジェット機のそれを彷彿とさせるコックピットに着いた。座席は六席あり、サンジェイとユナは先頭の二席に、須藤達は後ろの席に座ると、シートベルトを装着した。サンジェイの席は少しばかり特別で、洋風便座を思わせる穴が座面後方に空いており、そこからサンジェイが太い尾をするりと出せる仕様になっていた。その尾が背もたれの下あたりでぶらぶらと揺れている。
 まるでSF映画に出て来る小型の宇宙船のような、そう、まるで「スター・ウォーズ」に出て来るハン・ソロ船長の愛機「ミレニアム・ファルコン」号のような、狭いコックピット内を目で眺め回しながら、須藤は半ば心をどきどきさせていた。

 啓吾を捜し求める旅の次ステージが今、ここから始まろうとしている。

「……推進エンジン起動、各部ステータス確認」
 ユナが冷静な声で言う。もっとも、「エンジン」「ステータス」と言う「英単語」は、須藤や澤渡の耳にその形で届き、そう言う言葉として脳が認識しているだけであって、ユナからすれば「マキナ」「カウサ」と発音しているのだ。しかし如何なる理由なのか、固有名詞や一部の単語は、聞き手の脳内で母語に変換されることなく、そのままの形で届いている。
「……補助エンジン回転数、一七〇〇から二〇〇〇……主力エンジン内圧、正常値を確認」
「機体両舷バランス、共に正常!」
 サンジェイの言葉に続き、ユナが淡々とした口調を変えずに続ける。
「テクタイト粒子融合バランス、正常圧力値を確認……今日は機嫌良さげね、この『子』」
「……その機嫌良さげって、何なんだ?」
 澤渡が一抹の不安を抱えつつ訊く。
「この『子』……ワッカの、あ、ワッカってこの船の愛称ね、ワッカのエンジン、凄く気難しくて。動こうとしてくれないこともあるの。かと思えば暴走しそうになったり」
 ユナは澤渡の問いに対し、実にさらりとした口調で答えた。
 澤渡の表情が曇る。
「……テクタイトの構成粒子を無理矢理に融合させてエネルギーを得ているって言ってたっけ? 暴走って……それ、まさか」
「そう。この『子』の核融合エンジン、凄くやり辛いのよ。自爆しそうになるくらい怒ることもあって」
「お、おい!」
 澤渡の大声と同じタイミングでサンジェイが叫ぶ。
「よっしゃあぁっ! 行ったれえ、ワッカァァァッ!」
 満面の笑みを浮かべたサンジェイ、ポーカーフェイスのままのユナ、顔色を変えた澤渡、ユウナと澤渡の会話を聞いて呆然となったメイスと須藤に、重力が半ば暴力的なまでに掛かる。
 ワケルビータス号、通称ワッカ号は五名をその腹の中に乗せ、滑走することもないまま、轟音を立てて一気に上空へと舞い上がった。

 その進行方向には白簾霊峰が静かに、そしてかくも威厳を持った姿で鎮座している。


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